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【推薦書籍】再発転移性乳がんを生きるための100の質問
リリー・ショックニー(ジョンズ・ホプキンス・エイボン基金・乳がんセンター所長)
編訳:青木美保(ウィメンズ・キャンサー・ファイター・サポート)
解説:田口淳一(東京ミッドタウンクリニック院長、先端医療研究所所長)
本人と家族に与える衝撃が大きい再発・転移性乳がん知識と情報を得ることこそが生きる力になるともに乳がんサバイバーである著者と編訳者が、あなたの可能性を広げます。
発売日:2011年1月
価 格:2,200円(税込)
ご購入:http://www.amazon.co.jp/gp/product/4779115868
解説者:田口淳一先生からのメッセージ
転移性乳がんは残念ながらまれではありません。
再発や転移という言葉は残念な言葉です。これはまた治療が始まることや、人生の計画を変えてしまうことになります。しかしながらサバイバーの道が閉ざされたわけではありません。
ご存じのことと思いますが、乳がんははじめから全身病なのです。つまり診断がついた時点で、すでに目に見えない小さながん細胞が全身に散らばっていると考えた方が良いのです。ですから手術でがん組織をどんなにきれいに取りきれたとしても、その前後でホルモン療法や、化学療法、放射線療法がすすめられるのです。
大まかな数を挙げると、10人の乳がんの方がいると、1人は初めからがん細胞が目に見える形で散っていて手術が出来ません。そして3人から4人の方が手術やほかの治療をしても再発する可能性があります。また初めの進行度が高いほど再発しやすくなります。
つまり、他の場所への転移や再発をしていてもサバイバーとして闘っている同志の方はたくさんいるのです。
この本の中でいろいろな質問が出てきます。それぞれご自身の状況に当てはまるもの、当てはまらないものがあるでしょう。私たちはこの本を、サバイバーとしての皆さんの知識や疑問を集めてゆき、一緒に闘う人の役に立つようなものにしてゆきたいと考えています。
まず大事なことは今を見つめて良く調べてもらうこと。過去を悔まないことです。
がんはいつも同じわけではありません。今年の専門学会の報告で「3人に1人は乳癌ホルモン受容体の状態が原発巣と再発巣で違う」(日経メディカルのWEBサイトから引用)というものがありました。つまり初めのホルモン受容体の結果と違う可能性があるということ、再発してからは薬の選択が変わる可能性があるということです。治療を急ぐ前に先生に全身を良く調べてもらってから治療方法を決めましょう。焦ってスタートするのは良くありません。再発の場所によっても、手術や放射線治療を受けられることだってあるかもしれません。良く調べてもらって、良く話し合って治療方針を決めましょう。
また「もっと早く検査して、再発が小さい時に治療開始しておけば」と思うかもしれません。しかしながら実際には再発が早く見つかっても、症状などで見つかっても、大きな成績には変わりがないということがわかってきています。それは転移・再発がんの治療は「がん細胞を全部殺してしまう」よりも「がん細胞が全身に悪さをおこさない様に押しとどめる」事を重視するからです。つまり「ああこうすればよかった」なんて思わないで、「今、こうしよう!」と考えることが大事なのです。
ですからこの本や雑誌、信頼できるサイトのインターネットなどで情報を調べましょう。そしてバランスの良い知識を得るために、先生にどんどん相談しましょう。
次に大事なメッセージは「あなたは一人ではありません。世界中で新しい治療を研究している人が、今まさに努力をして、どんどん新しい治療方法を見つけ出してくれています。」ということです。
乳がんの治療の研究はどんどん進んでいます。新しい化学療法の薬品が開発されています。
ホルモン療法もアロマターゼ阻害剤が加わって治療の幅が増えています。
分子標的薬という「がんを抑える」治療薬の分野の研究も進んでいます。
「がん特異免疫療法」の分野も進んできています。
例えば2010年の日本及び外国の乳がん学会、がん治療学会などで発表された代表的な記事を挙げてゆきます。(日経メディカルのWEBサイトから引用)
- 進行再発乳癌に対するS-1投与で長期の病勢安定も可能
- ゲムシタビン+パクリタキセル併用療法は転移・再発乳癌に有望
- 閉経前の転移再発乳癌にアロマターゼ阻害剤とLH-RHアゴニストは病勢進行を抑制
- Roche社が米国で乳癌対象にトラスツズマブ-DM1の承認を申請:これは2つの薬を1つに結合して相乗効果を狙ったものです
- エリブリンは治療歴のある転移性乳癌患者の全生存期間を延長
- 転移性乳癌に対するペグ・リポゾーム・ドキソルビシンは次に行う治療選択肢を広げる
- 進行・再発乳癌にカペシタビンとシクロホスファミドの併用は有効かつ安全―フェーズ2試験の結果
今年だけでもこんなに新しい発表があるのです。心強いでしょう。
この中でもゲムシタビン(ジェムザール)が注目です。
この抗がん剤は日本では膵臓がんや胆道がん、肺がんでの使用が認められ使用されていますが、欧米では以前から乳がんにも効果があると報告されてきました。これはアジアの国でも確認されてきています。
上記のようにゲムシタビン+パクリタキセル併用やゲムシタビン+ドセタキセル併用が良いようです。
また上記の発表のうち、S-1の成績、カペシタビン+シクロホスファミド併用の成績も注目です。これらは飲み薬であり副作用もそれほど強くありません。
先生にどんな新しい治療法が可能かどうか良く聞いてみましょう。
分子標的薬という「がんを抑える」治療薬にも種類がたくさん出てきました。
すでにHER2蛋白質に関しては聞いたことがあると思います。がん細胞にHER2蛋白質が多く現れていると、がん細胞の増殖が早くなるのですが、実はその HER2蛋白に作用して効く薬があるのです。それがトラスツズマブ(ハーセプチン)です。また新しくラパチニブ(タイケルブ)も開発されています。これによってたちの悪い乳がんの治療に一種の革命がおこりました。
このトラスツズマブ(ハーセプチン)などのことを分子標的薬と言います。分子標的薬は今までのがん細胞を殺す抗がん剤とは異なり、がん細胞の表面の蛋白質などを狙って(標的)、そのがん細胞を増殖させたり転移させたりする効果を抑えようとするものです。ですから直接にがん細胞を殺して減らすのではなく、がん細胞を増やさないようにして押しとどめるものです。つまり治療効果としては「病気を安定化させる」ことを重視しています。
転移・再発がんの治療も、どちらかというと「がん細胞を全部殺してしまう」よりも「がん細胞が全身に悪さをおこさない様に押しとどめる」事に目標を置いています。その意味では、高血圧症や糖尿病などの慢性疾患が「臓器障害や動脈硬化を進ませないこと」に治療の目標を置いていることに似ているかもしれません。現実的にがんの方の予後は、心不全の方や透析の方の予後より悪いわけではないのです。
分子標的薬には、HER2蛋白に作用するトラスツズマブ(ハーセプチン)やラパチニブ(タイケルブ)以外にも、血管新生因子に作用するベバシヅマブ(アバスチン)、別の増殖因子であるチロシンキナーゼに作用するスニチニブ(スーテント)やソラフェニブ(ネクサバール)や新薬のネラチニブなどがあります。これらの薬剤は細胞を殺す薬といろいろ組み合わせて使用されています。
免疫療法が「がんを狙う特異免疫療法」に進化して、標準療法に近づいて来ています。
免疫というのは自分の体の中で、ある細胞や組織を自分自身のものとして認めることと、自分と違うものと判断した場合に排除する働きのことです。それを担当するのが白血球の一部の細胞やリンパ球です。
がん細胞は、元々は自分自身の細胞なのですが、細胞分裂や増殖の際に変化してしまったものです。そしてこのような細胞が毎日数千個も生まれていると言われています。このようながん細胞のもとは自然に死滅したりするものもありますが、免疫系が自分自身の細胞で無いと判断して排除してゆきます。これが毎日毎日繰り返されています。ですからどんな人もがんとは無縁ではないのです。
前々から丸山ワクチンなどのがん免疫療法が知られていました。これは結核菌の成分などを皮膚に注射して、体内のリンパ球が全般に活性化する事を狙ったものです。これが進化してインターロイキン2などの体内の免疫関連のホルモン様物質の注入や、血液からリンパ球を取り細胞培養で増やして全般に活性化させ体に戻す活性化リンパ球療法などが進んできました。副作用はあまりないので良かったのですが、残念ながら効果は十分とは言えませんでした。
2000 年ごろから「がんを狙う特異免疫療法」としてペプチドワクチン療法や樹状細胞ワクチン療法が世界中で研究されてきました。樹状細胞とはリンパ球に免疫の相手の特徴を教える教師役の細胞です。そして「がんを狙う」とはがん細胞の表面にある蛋白質を目標として免疫系の狙いを絞って活性化することです。
乳がん細胞の表面蛋白質とはがんマーカーとよばれるCEA, CA15-3などがあります。また分子標的薬で目標となったHER2蛋白もあります。これらも実際に私たちは樹状細胞ワクチン療法では使用します。ある意味で分子標的薬の狙いと同じなのです。そしてペプチドワクチン療法や樹状細胞ワクチン療法では世界中で100種類以上の標的抗原となるペプチドや蛋白質などが開発されているのです。
またペプチドワクチン療法や樹状細胞ワクチン療法は、標準療法としての化学療法や放射線療法と併用する方が良いことがわかってきており、実際の組み合わせた治療研究が世界中で進んできています。特に免疫療法の副作用は化学療法や放射線療法と比べると一般的に軽微であるため、治療の幅を広げてくれるものと将来に大きな期待を持っています。
あなたを助けてくれる人がいます
繰り返しになりますが、再発や転移という言葉は残念な言葉です。再発・転移と聞いて世間から取り残された様な気持になるかもしれません。しかし乳がんに対処する治療手段が毎年毎年、世界中で開発されていることを忘れないようにしましょう。自らも新しい知識を学んでゆく努力は欠かしてはいけません。そしてこの病気を心臓病などと同じ慢性疾患と考えて、生活の質を高めながら病気とともに歩んでゆくように考えましょう。
病気とともに歩むためには、色々な事を行う必要や、色々な不自由があるでしょう。でもすべての事を自分一人で出来るはずがありません。遠慮せずに、先生、家族、友人そして同じサバイバーの方々に手助けを求めましょう。皆さんが進んで助けてくれるはずです。たとえどんなに病気が進んでいたとしても、あなたは一人ではありません。
世の中には自分でどんなに頑張っても、病気の流れの方が強い場合があるのは事実です。そのような時でも、あなたは一人で取り残される事は決してありません。周りで支えて、あなたがあなたらしく歩み続けられるようにしてくれる人がいます。その「旅」を続けるための支えや心得に関しても、この本で見つけることができるでしょう。
再発・転移性乳がんを生きるための100の質問
第1章 転移性乳がんの疑い
1.乳がんの再発、転移性乳がんとは何ですか?
2.転移性乳がんの診断は死の宣告ですか?
3.高齢の女性では乳がんはゆっくり進行し、治療を受ける必要はないと聞いたことがあります。
それは本当ですか?高齢者では、どんなことに気をつければいいですか?
4.腫瘍専門医はどうやって転移性乳がんの治療を決めるのでしょう?
5.主治医は、症状が出るまで画像検査をしませんでした。
もし、最初の乳がんの診断後に定期的な画像検査をしていたら、もっと早くがんを見つけられなかったでしょうか?
6.転移性乳がんかどうかがわかるまでに、どのくらい時間がかかりますか?
7.転移性乳がんはどのように起こるのでしょうか?
最初に診断されたとき、もっと治療を受けるべきだったのでしょうか?
8.わたしはすぐにでも治療を始めたいのに、すべて時間がかかりすぎます。
なぜすぐに治療を始められないのですか?
第2章 いい状態にあると確信できるために
9.自分の現状に最高に適した治療を受けているかどうか、どうすれば分かりますか?
10.自分の治療を決めることに、わたしも参加できるようになりたいのです。どうしたら可能ですか?
11.「複数専門科による医療」という言葉を聞いたことがありますが、これは何ですか?
また、これはわたしにも必要でしょうか?
12.なぜ転移性がんのわたしが臨床試験に参加するのですか?
臨床試験は転移していない乳がんだけだと思ってましたが。
13.最初に乳がんと診断されたとき、わたしは外科手術を受けました。
転移したら、また外科手術が必要なのですか?
14.よい治療を受けていると確信するためには、何に注意すればいいでしょうか?
15.転移性したいま、放射線治療が必要なのでしょうか?
16.どうすればわたしの腫瘍内科医、放射線腫瘍医、ホームドクター(家庭医)が
最新の医療情報について話し合っていることを確認できますか?
17.緊急の問題が起きたときは、どうすればいいですか?
18.目の前のストレスに、わたしは圧倒されています。誰かこのような気持ちのわたしを助けてくれませんか?
第3章 外科治療、放射線療法の決断
19.わたしは乳房温存術とわきの下(腋窩)リンパ節切除術を3年前に受けましたが、
現在乳がんが骨に転移しています。乳房全摘術をもう一度受ける必要があるでしょうか?
20.乳がんは脳に広がりましたが、転移は1カ所に限定しています。
このような脳転移には、どんな治療がありますか?
21.乳がんが肝臓に転移しています。肝移植で治療できませんか?
22.乳がんがすでに骨に転移していることがわかったので、わたしはまだ手術を受けていません。
画像検査によると、現在がんはコントロールされた状態にあります。医師は手術や放射線療法を勧めるでしょうか?
23.転移性乳がんの治療やコントロールのため、放射線をどのように使うのですか?
24.放射線が必要ない体の部分を、放射線照射からどうやって保護するのですか?
25.脊椎内に転移した乳がんを縮小させるために放射線を受けましたが、がんがまた大きくなっています。
再び放射線を受けることはできますか?
第4章 化学療法をどう考えるか
26.化学療法とは何ですか?どのように効くのですか?
27.前の乳がんのときは複数の薬を使っていましたが、なぜ今は1つだけなのですか?
28.最初に乳がんと診断されたとき、手術前の化学療法であるアジュバント化学療法を受けました。
また同じ薬を使うのでしょうか?
29.主治医の腫瘍専門医はどのくらいの量の化学療法を行うかをどうやって決めるのでしょうか?
30.治療を受けるために入院しないといけませんか?
31.化学療法はどのように行われるのですか?
32.ポートや血管アクセスデバイスとは何ですか?わたしにも1つ必要ですか
33.自分が希望する化学療法の方法を選ぶことはできますか
34.化学療法のサイクルとは何ですか?
35.化学療法が効いているかどうか、医師はどうやって判断するのですか?
36.主治医は乳がんが寛解しているとわたしに言いました。それは、乳がんが治ったという意味ですか?
37.わたしには寛解の可能性はありますか?また寛解はどのくらい長続きしますか?
38.化学療法の間とても気分がよかったので、治療が不十分だったのではないかと心配です。
もっと重い副作用があれば、治療がもっと効くのではないですか?
39.化学療法の間、どのくらいの頻度でわたしは腫瘍専門医の診察を受けるのでしょうか?
40.化学療法は免疫システムに影響するので、化学療法を受けている間仕事をしても大丈夫ですか?
職場やまわりの環境で、何かするべき予防策はありますか?
41.次の化学療法の投与を受ける前に、主治医は血球数を調べます。
なぜ医師は1~2週間後にまたそれを調べる必要があるのですか?
42.血球数を回復させるために何かわたしができることはありますか?
43.問題が起きたら、近くの一般主治医か、それとも腫瘍専門医の主治医のどちらに電話すべきですか?
44.なぜ髄腔内化学療法が必要なのですか?
45.標準的な化学療法よりも骨髄移植のほうがより良いというのは本当ですか?
46.化学療法を受けている間に、旅行するのは問題ないですか?
第5章 ホルモン療法の決断
47.化学療法の代わりにホルモン療法を受けるべきかどうか、医師はどうやって判断するのですか?
48.ホルモン療法にはいろいろな種類があるのですか?どれを使うか主治医はどうやって決めるのですか?
49.わたしは骨粗鬆症です。アロマターゼ阻害薬を使っても問題ないですか?
第6章 治療の副作用、対処の方法
51.私の転移性乳がんの治療の結果、どんな副作用があると予想できますか?
52.どうしてこんなにいつも疲れを感じるのでしょう?
53.化学療法治療薬の中には心臓を傷害するものがあると聞きましたが、本当でしょうか?
54.物を覚えるのがだんだん難しくなっています。特に計算したり、どこに鍵を置いたのか思い出すときです。
どうしてこのような症状が起きているのでしょう?
55.私の活力はどこに行ったのでしょう?取り戻すにはどうすればよいでしょう?
56.私は肺転移した乳がんの治療を受けています。最近、呼吸が苦しくなってきました。これはなぜでしょうか?
57.リンパ浮腫とは何ですか?発症したらどのように対処すればよいでしょう?
58.脱毛に対してどうすればよいでしょう?
59.医師が血液カルシウムレベルを定期的にチェックしましょうと言いました。これは何のためですか?
60.以前より風邪やインフルエンザから治りにくくなってきているようです。どうしてでしょう?
61.化学療法やホルモン療法で更年期の症状が出てきました。
これらの症状をどう対処して、元の感じに戻すにはどうすればよいでしょう?
62.義歯がぴったりと合っていませんし、歯肉に潰瘍が出来ます。どうしてでしょう?
63.たくさんの薬を飲んでいるので、いつも胃の調子が良くありません。
どのようにすれば良くなったり、食事を楽しめるようになるでしょうか?
64.手と足がチリチリ感じます。これは何でしょう?どうしたら良くなるでしょうか?
65.関節痛や背中の痛みが強くて、歩行が困難です。痛みをどのようにコントロールすればよいですか?
66.痛みが本当に心配です。大変苦しいものなのですか?
67.医師は骨の痛みをどうやってコントロールしてくれるでしょう?
68.骨のために服用しているビスフォスフォネートが、あごの骨にダメージがあるというのは本当ですか?
69.医師は私のおなかの腫れと痛みをどう治療してくれますか?
70.夫と私は性生活を楽しんでいました。治療が強いものになってから、これが難しくなってきました。
性的に親密に過ごすためにどうすればよいでしょうか?ないとさみしく感じています。
第7章 分子標的治療とは
71.モノクローナル抗体とは何でしょう?
72.HER-2陽性乳がんとは何ですか?私がそうかどうか、どのようにしたら判りますか?
73.分子標的療法とは何でしょう?どのように効くのですか?
74.私はトラスツズマブ(ハーセプチン)の治療を受けています。
しかし医師は私のがんはこの治療に反応していないと言っています。他の方策はありますか?
第8章 臨床試験とは
75.臨床試験とは何ですか?転移性乳がんのわたしが、まだそれに参加できるのですか?
76.臨床試験のさまざまなフェーズとは何でしょう?
77.臨床試験を勧められたのですが、医師にどんな質問をすればよいでしょうか?
78.私が参加を考えたほうが良さそうな臨床試験は、どうやって見つければよいでしょう?
第9章 補完代替療法をどう考えるか
79.補完代替療法とは何でしょう?
80.補完代替療法によっては実際にがんに効くものがあると聞きましたが、本当でしょうか?
81.私が聞いたことがあったり、学びたいような補完代替療法にはどのような例がありますか?
82.私は化学療法を受けている間に何か補完代替療法を試したいと思います。
どの治療を受けるかは、どのように決めればよいでしょう?
83.私の病気は進行していて、治療手段がなくなってきています。代替医療に取り掛かっても良いですか?
84.どこに行けば補完代替療法に関する信頼できる最新の研究成果を手に入れることができるでしょうか?
85.家族や友人が勧めてくれる補完代替医療を受けるべきかどうか、どのように判断すればよいでしょう?
第10章 その他のよくある質問
86.家族はわたしに禁煙してほしがっていますが、わたしはすでに治らないがんなのです。禁煙するべきですか?
87.主治医は肝臓に腫瘍があるとわたしに言いました。それは乳がんと同じがんですか?
88.肝臓にがんがあります。それが死の宣告なのは本当ですか?
89.転移性乳がんの友人は、定期的に治療を短期間休止すると言っています。
わたしが休薬期間を持てるかどうか腫瘍内科医はどうやって決めるのですか?通常休薬期間はどのくらいですか?
90.わたしはまだ毎年マンモグラフィーのスクリーニングを受けるべきですか?
第11章 命の終末、治療のこと、重大な意思決定の時、計画を立てること
92.事前指示書とは何でしょうか?私の希望が周知されていることをどうしたら判るでしょうか?
93.リビングウィルとは何でしょうか?医療委任状と同じですか?
94.このような決定を家族とどう話し始めて良いのか判りません。どのようにすればよいでしょうか?
95.事前指示書を完成するための正式な文書はどのようにしたら手に入りますか?
96.私の治療を中止したほうがよいと、いつどのようにして医師は告げてくるでしょうか?
97.医師が「そろそろ治療を中止し、ホスピスを考える時です」といいました。
ホスピスとは何ですか?またどんな手助けをしてくれると期待できますか?
98.子どもたちに私のことを覚えていてほしいのです。
私が子どもたちを残して去らねばいけないことを子どもたちが乗り越える手伝いをしたいのです。
私たちのための助言を何かいただけますか?
99.私は自分の治療状況のため大変にストレスを感じています。
頭の中を整理して何を自分がしたいのか考えるために時間が必要です。どうしたらできますか?
100.医師が私の時間が限られていると言ったときに、時間をどう過ごすのが一番よいのか、
どのように決めればよいのでしょうか?出来るだけ働くのか良いでしょうか?旅行に行くのが良いでしょうか?
どうやって決定すればよいのでしょう?
※掲載している情報は、記事公開時点のものです。