柏原 賢一 (かしはら けんいち) 先生

一般社団法人あきらめないがん治療ネットワーク 理事
柏原 賢一先生

大きすぎる・多すぎるがんにも、
放射線治療の可能性を追求

1982年京都府立医科大学卒業。
徳島大学医学部放射線医学教室講師、Hahnemann大学Visiting Professor、愛媛県立中央病院放射線科部長を経て、現職。

米・ワシントン大学やハーバード大学でも研鑽を積んだ放射線治療専門医である柏原先生。 保険診療のわくにこだわらず、大きすぎる・多すぎるがんへの放射線治療や、“日本ではまだ浸透していない”放射線治療も取り入れ、治療法を提案するなど、放射線治療の可能性を「あきらめない」医師。
著書には、「『やみくも抗がん剤』にNo! 再発・転移がんと闘う方法」などがある。

柏原先生よりメッセージ

米国では、がん患者様のおよそ6割が放射線治療を選ぶと言われていますが、日本では、放射線治療医の数も含めて対応がまだ行き届いないのが現状です。
とくに再発・転移・進行がんの場合は、放射線治療が選択肢としてあげられることは少ないです。
しかし、それは放射線治療ができない、ということではなく、「標準的な治療の範囲ではできない」、ということかもしれません。放射線治療にはまだまだ可能性があります。患者様は治療の選択肢を知る権利が当然あるべきですし、それぞれの治療のメリット、デメリットをお話した上で、その方に合った治療法をニュートラルな視点からお伝えする、それが医師の役割であると私は考えています。

柏原先生の略歴
1982年
京都府立医科大学卒業
1992年
学位(医学博士)取得
1993年
徳島大学医学部放射線医学教室講師
Hahnemann大学(Visiting Professor)
MGH/Washington大学にて研修
1997年
愛媛県立中央病院放射線科部長
2008年
4月 東京放射線クリニック院長に就任
柏原先生の所属先学会・資格・役職など
■資格
医学博士
日本医学放射線学会 放射線治療専門医
日本がん治療認定医機構認定医
日本核医学専門医
PET核医学認定医
■所属学会
米国放射線腫瘍学会(ASTRO)会員
北米放射線学会(RSNA)会員
日本乳がん学会 会員
欧州放射線腫瘍学会(ESTRO)会員
日本緩和医療学会 会員
■現役職
一般社団法人あきらめないがん治療ネットワーク 理事
医療法人社団勁草会(けいそうかい) 理事長
東京放射線クリニック 院長

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