【書籍】遺伝性乳がん・卵巣がんと生きる

公開日:2017年07月21日
あきらめないがん治療ネットワーク代表理事 田口淳一医師が監訳した書籍が発売

本書は、遺伝性乳がん・卵巣がんについて、根拠のある確かな情報を今すぐ必要としている人に向けた実用書です。

遺伝性乳がん・卵巣がんとは何か、遺伝カウンセリングと遺伝子検査に何を期待できるのか、検査結果をどう読み取るか、発がんリスクを低くするための選択肢や原因遺伝子と共に生きるための取り組み方など、遺伝性乳がん・卵巣がんの原因となる遺伝子変異を持つ人が向き合う課題を網羅し、分かりやすいイラストとともに説明しています。

遺伝性がんのリスクを抱える人たちが誰一人として孤独な戦いを強いられないようにするために、専門的な情報はもちろん、遺伝子変異を持つ人の実体験や最新の研究成果などが結集。遺伝カウンセリングや遺伝子検査の費用、情報管理やフォロー体制の現状など、日本の情報も充実しています。

インターネット上には玉石混淆の情報があふれている中、生きるために必要な本当の情報が詰まった一冊です。

目次・内容

◆第1部 がん、遺伝、リスクを理解するために
1章 遺伝性乳がん・卵巣がんの基礎
2章 体の中で働いている遺伝子
3章 リスクを明らかにする
4章 遺伝性がん-がんのなりやすさを受け継ぐ

◆第2部 リスクを判定し理解する
5章 遺伝カウンセリング
6章 遺伝性のがんの遺伝子検査
7章 遺伝子検査の結果を解読する

◆第3部 がんのリスクマネジメント - DNAは必ずしも運命ではありません
8章 がんの早期発見の方法
9章 乳がんの化学予防
10章 乳がん治療の乳房切除術とリスク低減乳房切除術
11章 乳房再建
12章 がんのリスク低減のための婦人科手術
13章 閉経後も生活の質を保つために

◆第4部 原因遺伝子BRCAとともに生きるために
14章 ライフスタイルを選択する
15章 友人、家族、同僚と情報を共有する
16章 若くハイリスクであること
17章 BRCA変異は男性にどのように関わるか
18章 診断-遺伝性のがん
19章 よりよい選択をするためのステップ

推薦書籍
「遺伝性乳がん・卵巣がんと生きる」

著者:スー・フリードマン、レベッカ・サトフェン、キャシー・ステリゴ
監訳:田口淳一(臨床遺伝専門医)
訳 :堀尾留里子(認定遺伝カウンセラー) 他

仕様:A5判 / 303ページ / 並製
出版社:彩流社[HPを見る
定価 :2,750円(税込)
書店発売日:2017年7月26日

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【監訳】したドクターのプロフィール

田口 淳一先生

田口 淳一 (たぐち じゅんいち) 先生

一般社団法人あきらめないがん治療ネットワーク 代表理事
東京ミッドタウンクリニック院長
日本橋室町三井タワー ミッドタウンクリニック 総院長
東京ミッドタウン先端医療研究所 所長

主な資格など
日本内科学会総合内科専門医
日本循環器学会循環器専門医
日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医
日本人間ドック学会 遺伝子検査に関わる検討委員会 委員長
東京医科大学 客員教授
日中医学交流センター 理事 他

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