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- 大腸がん「余命1ヶ月といわれた。少しでも長く生きられるようにまだ何かできないか。」
大腸がん「余命1ヶ月といわれた。少しでも長く生きられるようにまだ何かできないか。」
公開日:2015年02月27日
- プロフィール
- 71 歳 男性 大腸がん(直腸がん、結腸がん含む) 肝臓 転移
- 相談内容
- 昨年末に食欲が戻れば、年明けから点滴での抗がん剤治療を始めると言っていたのですが、気持ちが悪く、食事が取れないことから急きょ入院。余命は1か月ないと言われた。
調子がいい時は、歩き回れるし、まだまだ気力がある。
黄疸が出ているため、抗がん剤は現在使用していない。
少しでも長く生きられるよう、まだ何かできないか意見と頂けると非常にありがたいです。
1か月でも余命を伸ばせるのであれば、転院してもいいと考えている。
全身症状指標(パフォーマンスステータス0~4)
パフォーマンスステータス4・・・身の回りのこともできず、常に介助がいり、終日就床を必要としている。
痛みの状態(フェイススケール0~5)
フェイス1・・・ちょっとだけ痛い。
現在の治療内容
抗がん剤治療
主治医の説明
CEAが7~11と高目であることPET及びMRIの検査の結果骨転移とははっきりしないがランマークの治療を続ける。※患者様の相談内容はWEB問診票から一部抜粋しております。
医師からの回答
- 放射線治療医
- 状況がよく分かりませんので一般的なことしか言えませんが、何か治療をすれば必ず寿命が延びるとは限りません。何もしない方が良いこともあります。黄疸が強いようでしたら主治医の先生が言われるように抗がん剤は控えた方が良いと思います。詳しくは医師の診察で直接ご相談ください。(柏原先生)
- 総合癌診断医師
- 黄疸が強く、体調がわるい時に抗がん剤を使用すると、抗がん剤の副作用が強く出てしまい、かえって、悪い結果になります。黄疸の原因や、肝臓の細かい様子がよくわかりませんので、はっきりとしたことは言えませんが、まず、黄疸を取ることが必要であり、その結果で抗がん剤が使用できるかどうかが決まると思います。
詳しくは医師の診察で直接ご相談ください。(森山先生)
※ドクターはWEB問診票に書かれた情報の範囲内で回答しており、実際の診断には直接の診察が必要です。