小細胞癌がん「末期がんに対する有効な治療法はあるか。」

公開日:2015年02月27日
プロフィール
78 歳 男性 前立腺がん その他 肺、肝臓、骨 転移
相談内容
東海大学病院では具体的な治療法については言及されなく、末期癌に対する他の治療法についてインターネットや本で調べているが、膨大な情報から有効的な治療法や病院が分からない為、アドバイスをお願いします。

全身症状指標(パフォーマンスステータス0~4)
パフォーマンスステータス3・・・身の回りにある程度のことはできるが、しばしば介助がいり、日中の50%以上は就床している。


痛みの状態(フェイススケール0~5)

フェイス5・・・耐えられないほどの強い痛みがある。


現在の治療内容
診断結果が最近出ましたが、抗がん剤は効果が分からない、放射線治療は効果が期待出来ずと医師に言われた。 具体的にはまだ始めていない。


主治医の説明
前立腺癌の治療をホルモン剤を使っており、マーカー値は安定していて、定期的に実施していた血液検査でも異状は顕在化していなかった。 昨年末から腰の痛みが激しくなり整形外科を受診していたが泌尿器科の主治医より CTや複数の検査により、神経内分泌系の小細胞ガンと説明を受けた。 有効な治療法はなく、このままだと数ヶ月の余命と宣告された。

※患者様の相談内容はWEB問診票から一部抜粋しております。

医師からの回答

放射線治療医
内容がよく分かりませんが、肺小細胞癌の骨転移で良いのでしょうか。まずは痛みを軽くするために放射線治療を行うことだと思います。小細胞癌は放射線によく反応します。ただ他部位への転移も起こしやすいので主治医の先生は放射線の意味がないと言われたのではないでしょうか。お話を伺うにまずは痛みを軽くすることが優先だと思います。詳しくは医師の診察で直接ご相談ください。(柏原先生)

総合癌診断医師
小細胞がんは、前立腺の小細胞がんと言うことでよいのでしょうか。小細胞がんは肺などで多いがんの種類ですが、前立腺にできることもあります。悪性の性質の強いがんですが、抗がん剤の効果が期待できるがんですので全身状態が良ければ、抗がん剤治療を受けた方が良いと思います。放射線治療にも反応することの多いがんですので、抗がん剤治療と、痛みの原因となっている部位に放射線治療を行うのが良いと思います。
詳しくは医師の診察で直接ご相談ください。(森山先生)

※ドクターはWEB問診票に書かれた情報の範囲内で回答しており、実際の診断には直接の診察が必要です。