- 再発転移がん治療情報
- メール医療相談事例紹介
- がん相談事例一覧
- 乳がん「治療の選択肢が狭まってきて精神的につらい。免疫療法も考えている。」
乳がん「治療の選択肢が狭まってきて精神的につらい。免疫療法も考えている。」
公開日:2014年12月30日
- プロフィール
- 41 歳 女性 乳がん 肝臓、骨転移
- 相談内容
- 治療の選択肢が狭まってきており、精神的に辛い状態になってきております。高度先進医療である「樹状細胞ワクチン療法」の治療も検討中であり、”あきらめない”治療を続けるにはこれからどのような治療方針がよいのがご助言いただければ助かります。
全身症状指標(パフォーマンスステータス0~4)
パフォーマンスステータス1・・・軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできる。例えば軽い家事、事務など。
痛みの状態(フェイススケール0~5)
フェイス2・・・軽度の痛みがあり、少し辛い。
現在の治療内容
10月よりアフィニトールとアロマシンの併用実施中。 ただし、同時期より開始した骨転移部への放射線治療により、食道炎が併発や発熱により11月までアフィニトール休薬。現在、アフィニトール再開中。
主治医の説明
10月に主治医から、「使用できる抗がん剤が残り2種類しかないが、アフィニトールという分子陽的薬も使えるがどうするか?」との説明を受け、アフィニトールを選択。 その後の治療経緯は上記の通りだが、11月に受診した際に「腹水が出ており、肝臓もエコーで見るか限り小さくはなってない。肝臓機能が低下しているので抗がん剤の効きも悪くなっているのかも。」との説明を受けるも明確な治療方針について説明をもらえなかったため、「現在休薬しているアフィニトールを再開してがんばりたい」旨の意思表示を行い、アフィニトールを再開した。※患者様の相談内容はWEB問診票から一部抜粋しております。
医師からの回答
- 総合癌診断医師
- 現状はかなり難しい状態と考えられます。抗がん剤治療が主体となる状態です。樹状細胞ワクチンは免疫療法で、比較的副作用の少ない治療法ですが、今回のような場合に効果があるかどうかのまとまったデーターはまだありません。 詳しくは医師の診察で直接ご相談ください。(森山先生)
※ドクターはWEB問診票に書かれた情報の範囲内で回答しており、実際の診断には直接の診察が必要です。