- 再発転移がん治療情報
- メール医療相談事例紹介
- がん相談事例一覧
- 肺がん「日々痛みがきつくなる不安、何か手立てはないか。」
肺がん「日々痛みがきつくなる不安、何か手立てはないか。」
公開日:2014年11月14日
- プロフィール
- 72 歳 男性 肺がん 肺から肋骨 転移
- 相談内容
- 日々痛みがきつくなる不安、痛み止めの量を増やしてどれだけもつのか
放射線の種類やかけ方も多々あると聞きます。抗がん剤も日進月歩と聞きます。何か手立てはないのでしょうか。よろしくお願いします。
全身症状指標(パフォーマンスステータス0~4)
パフォーマンスステータス1・・・軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできる。例えば軽い家事、事務など。
痛みの状態(フェイススケール0~5)
フェイス3・・・中等度の痛みがあり、辛い。
現在の治療内容
抗がん剤治療を受けていましたが間質性肺炎でのリスクが大きく、癌の縮小がみられないので、痛み止め ロクソニン オキシコンチン オキノーム散 で緩和ケアーしかないといわれています。 だんだんに効き目がうすくなっています。肋骨に転移しているところだけでも、放射線で小さくできないのでしょうか。
主治医の説明
間質性肺炎のため放射線治療も手術もできない。※患者様の相談内容はWEB問診票から一部抜粋しております。
医師からの回答
- 放射線治療医
- 今回の病気は肺癌からの肋骨転移でよいのでしょうか。
またイレッサかタルセバのような薬のために間質性肺炎が悪化しているのでしょうか。
それなら胸部に放射線治療を行うことには危険性は伴います。
状況がよくわかりませんのではっきりしたことは言えませんが、恐らくその状態でも痛みを取るための肋骨への放射線治療は可能ではないかと思われます。
なるべく肺に当たらないように接線方向で照射する方法もありますし、詳しくは医師の診察で直接ご相談ください。(柏原先生)
- 総合癌診断医師
- 間質性肺炎のため、肺全体に放射線治療を行うことは難しいと思いますが、肋骨の部分だけであれば、いろいろな方向から放射線を照射して、肋骨の部分にだけ十分な放射線量を照射して、肺にはできるだけ放射線を当てずに治療を行える可能性があるかもしれません。
放射線治療の専門医にセカンドオピニオンを受けてみてはいかがでしょうか。
詳しくは医師の診察で直接ご相談ください。(森山先生)
※ドクターはWEB問診票に書かれた情報の範囲内で回答しており、実際の診断には直接の診察が必要です。