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膵臓・肝臓がん「痛みを伴わない免疫治療等の可能性を試したい」
公開日:2014年10月27日
- プロフィール
- 82 歳 男性 すい臓がん 肝臓 転移
- 相談内容
- 出来れば痛みを伴わない免疫治療等の可能性を試したい。
全身症状指標(パフォーマンスステータス0~4)
パフォーマンスステータス1・・・軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできる。例えば軽い家事、事務など。
痛みの状態(フェイススケール0~5)
フェイス2・・・軽度の痛みがあり、少し辛い。
現在の治療内容
父親の相談ですが、長野県の佐久総合病院にて検査し、先月の7月に膵臓頭部側のがんでレベルⅣbと診断され、年齢と肝臓への転移も確認された事から、手術を含め治療は出来ず、緩和処置で残りの人生を家で過ごして下さいとの事でした。先日、田口先生のあきらめないがん治療を読んでメールさせて頂きましたので、宜しくお願いします。
主治医の説明
ガン治療には、末期ガンにつき手術、化学療法を含め治療は出来ないと言われています。※患者様の相談内容はWEB問診票から一部抜粋しております。
医師からの回答
- 総合内科専門医
- ご心配のことと思います。私の父親と同じような状況です。体調が許せば、少量のジェムザールの併用が良いと思いますが、化学療法に関しては主治医の先生とのご相談が必要です。また少量でもジェムザールは疲労感が出ますので、ご本人にも確認されるのが良いと思います。樹状細胞療法は良いと思います。詳しくは医師の診察で直接ご相談ください。(田口先生)
- 外科医
- 外科医として回答します。82歳だから治療ができないわけではなく、肝臓転移が多数?あるからということでしょう。田口先生の意見と同様、抗がん剤は一度は試みるべきだと思います。多くの患者さんは、何も治療法がないから緩和といわれると、無症状であるにもかかわらず、日々の生活にも意欲がなくなり、かえって余命を短縮してしまうことになりかねません。詳細な情報がわかりませんが、セカンドオピニオンを求めるのもいかもしれません。詳しくは医師の診察で直接ご相談ください。(草野先生)
- 放射線治療医
- 膵頭部癌IVbで年齢を考えると根治を目指す治療はつらくなる可能性の法が高いと思いますが痛みがあるのでしたら今後の痛みの増悪の可能性も考え放射線治療を考えてもよいのではないでしょうか。詳しくは医師の診察で直接ご相談ください。(柏原先生)
※ドクターはWEB問診票に書かれた情報の範囲内で回答しており、実際の診断には直接の診察が必要です。