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下顎歯肉がん「手術により麻痺が残り、食事摂取が困難になる可能性はあるか」
公開日:2014年10月27日
- プロフィール
- 71 歳 男性 下顎歯肉癌 リンパ節転移
- 相談内容
- 前回の手術近辺に再発(しこりができている)があり、手術を勧められているのですが、手術によりさらに麻痺が残り食事摂取がもっと困難になる可能性はあるのでしょうか?
年齢的にも食事摂取が困難になると体力の衰えなどに影響がでるのではないかと心配しております。
全身症状指標(パフォーマンスステータス0~4)
パフォーマンスステータス0・・・無症状で社会活動ができ、制限をうけることなく、発病前と同等にふるまえる。
痛みの状態(フェイススケール0~5)
フェイス0・・・痛みが全くなく、とても幸せである。
現在の治療内容
術後経過観察のみ
主治医の説明
最終術をすすめられています。※患者様の相談内容はWEB問診票から一部抜粋しております。
医師からの回答
- 放射線治療医
- 再発部分がはっきりしませんが、摘出して後に残る障害はその場所と大きさなどのためどの程度の手術範囲が必要かにもよりますからはっきりと主治医に確認して下さい。一般的には頭頸部といわれる場所の癌のリンパ節転移は手術的に摘出されます。後はどうしても手術が嫌だと言われるのなら放射線などを選択するかと言うことになりますが、医師の診察で直接ご相談ください。(柏原先生)
- 総合内科専門医
- ご心配とは思いますが、やはり主治医の先生とご心配の点に関してしっかりとご相談ください。柏原先生のおっしゃるように放射線科の先生にセカンドオピニオンを求めても良いと思います。
樹状細胞ワクチンの局所投与は補助療法になりえます。詳しくは医師の診察で直接ご相談ください。(田口先生)
- 総合癌診断医
- 歯肉がんの再発では、もともとがんのあった部位に再発する場合と、少し離れた
リンパ節に転移をして再発する場合とがあります。再発した部位の近くを、神経が
ある場合、そうでない場合で術後の麻痺や運動障害が変わってきます。
主治医のDrにどの程度の麻痺や食事の時の障害が出るのかを、まず尋ねることが良いと思います。主治医の話で、納得のいかない場合や、心配な時には、主治医のDrに現在の様子を、紹介状に書いてもらい、神奈川がんセンター、や千葉県の柏市にある、国立がん研究センター東病院の頭頸部でセカンドオピニオンを受けるとよいと思います。
詳しくは医師の診察で直接ご相談ください。(森山先生)
※ドクターはWEB問診票に書かれた情報の範囲内で回答しており、実際の診断には直接の診察が必要です。