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胆のうがん 腹膜播種を併発「免疫療法を受けたいが?」
公開日:2011年09月14日
- プロフィール
- 日本人65歳女性 胆のうがん 腹膜播種を併発
- 相談内容
- 樹状細胞ワクチンか自己リンパ球移入療法を受けたいが、手術が出来なかったので、細胞採集は出来ていない。この場合樹状細胞ワクチンか自己リンパ球移入療法は、受けられないのか?
医師からの回答
- 放射線治療医
- 放射線腫瘍医としての意見を書かせて頂きます。胆嚢癌腹膜播種に対し、主たる治療は化学療法、免疫療法となります。
しかし、胆のうがんの病気がどの程度かによりますが将来的に胆管狭窄や閉塞をきたし黄疸を招く恐れがあるのでしたら、放射線治療は必要だと思います。腸管に穴があくと言われたのは照射する線量の問題ですので多く出なければ大丈夫です。
また必要であれば強度変調放射線治療などで腸管を避けることも可能です。閉塞の恐れが少ない状態でしたら化学療法や免疫療法で経過を見られれば良いと思います。(柏原先生)
- 外科医
- 癌に対する標準治療としては主治医における治療が妥当なものと考えられます。 ほかに有効な治療法がない状況で、追加の治療として樹状細胞ワクチン療法や、自己リンパ球移入療法などの選択肢は十分考慮に値するものと考えます。
現在では有効性のデータも各学会、論文でも発表されており、科学的根拠に基づく治療です。 詳細については専門施設で直接説明を受けていただくことをお勧めします。免疫治療に関しては○○大学でも行われていると思います。(山本先生)
- 外科医
- 胆のうは解剖学的特徴から、進行すると肝転移や腹膜播種を起こしやすい臓器です。
腹膜播種は治療困難な病態ですが、まだ全身状態が良好のようですので、まず第一選択である関先生ご指摘の化学療法を受ける事をお勧めします。その経過を見てがんワクチン療法を考えてみては如何でしょうか。(草野先生)
- 腫瘍内科医
- 抗がん剤の専門家として意見を書かせていただきます。胆のう癌に対する最新かつ一番期待できる抗がん剤治療はシスプラチン+ジェムザール療法ですので、現状の治療は科学的根拠に基づくもっとも妥当性の高いものであると考えられます。
従いまして、少なくとも現治療は継続するという前提のもとで、+αの形となる追加治療の可能性に関しては主治医の先生とも十分に相談をなさることをお勧めいたします。
他の治療選択肢としては、シスプラチン+ジェムザール療法の効果が残念ながら乏しかったときに、何か他の臨床試験や治験を受ける機会がないかどうかを主治医の先生に相談するという方法もあります。一度御確認ください。(関先生)
- 代表理事(総合内科専門医)
- 先生方のご意見をまとめますと、現在治療中の化学療法の選択は最善と考えます。それに加えて、樹状細胞ワクチンの併用の可能性は十分ありますし、○○大学で行っております。しかし混合診療の問題などがありますので、まず主治医の先生にご相談ください。(田口先生)

