大腸がん「手術後にステージⅢであることが判明しました。これからの最善策は?」

公開日:2014年03月05日
プロフィール
67歳女性 大腸がん リンパ節転移
相談内容
ステージⅠ又はⅡと判断され手術戴きましたが、手術後にステージⅢであることが判明しました。ガイドライン解説によるとステージⅢでは主リンパ節まで切除すると記述があり、結果的に本来の手術が未達であったのではないか、もっとやっておくべきことがあるのでないか、補助化学療法に移行することが最善なのか不安を抱いています。ご意見賜りたく宜しくお願い申し上げます。

現在の治療内容
・8月、人間ドックで便潜血が見つかり大腸内視鏡検査実施。下行結 腸に約1cmの癌の存在を確認。
・10/2腹くう鏡術による患部切除。
・10/11退院直前に顕微鏡観察の結果、リンパ節に2個の癌細胞があ り、ステージⅢaであることを告げられた。
・今後、補助化学療法に入る予定。


主治医の説明
顕微鏡観察の結果、リンパ節に2個の癌細胞があった。ステージⅢaである。補助化学療法を薦める。

※患者様の相談内容はWEB問診票から一部抜粋しております。

医師からの回答

外科医
消化器外科医として回答いたします。 手術前の予想より進行していた結果でご心配のこととお察しします。一般的に、日本ではリンパ節をきちんと切除(取り除く)する手術を行います。わかりやすく言いますと、今回判明した転移リンパ節より遠くにあるリンパ節まで手術時に切除してあります。理論的には、現在お腹の中には、取り残したがん細胞は存在しないはずです。しかし、相手は目に見えないがん細胞ですので、念のため補助化学療法(抗がん剤治療)を一定の期間行うことになっています。ご心配でしょうが、副作用など注意しながら抗がん剤治療をされることをお勧めします。詳しくは担当医師の診察時に、十分ご相談ください。(草野先生)
総合内科専門医
やはり化学療法がまず最初に重要と考えます。現在標準的なものはしっかりと決まってきていますので主治医の先生とよくお話しください。また樹状細胞免疫療法は化学療法の補助にもなりえると考えますが、まずは主治医の先生と直接ご相談下さい。(田口先生)
総合癌診断医
リンパ節についてですが、通常は予想された広がりを超えた部位までリンパ節をとることが多いのですが、今回の場合、どこまでのリンパ節を廓清(切除して取り去ること)したかがはっきりしません。直接主治医に尋ねてみるのが確かな方法だと思います。 手術を行って、切除標本を調べリンパ節転移が存在していた場合には、現時点で転移がはっきりしていない場合でも、がん細胞が残っていることがありますので、念のために、手術後に抗がん剤を使用することはよくあります。今回の場合もこれにあてはまると思います。副作用については個人差もありますので、その都度主治医と相談して使用の仕方を決めることになります。

詳しくは医師の診察で直接ご相談ください。(森山先生)

※ドクターはWEB問診票に書かれた情報の範囲内で回答しており、実際の診断には直接の診察が必要です。