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胃がん「手術後CEAが1920から2750まで上昇。原因は?」
公開日:2012年05月15日
- プロフィール
- 日本人男性 71歳 胃がん 肺、肝臓に転移の可能性
- 相談内容
- 手術後わずか1か月でCEAが1920から2750まで上がったが、原因は?医師から説明を受けられない。
- 放射線治療医
- 大変お困りだと思いますが、主治医からの説明はお父さんだけが聞かれているのでしょうか。入退院や手術時には少なくとも説明があると思いますが、入院されているのでしたら一度お父さんから家族を含めて説明してほしいとの要望をされたらいかがでしょう。(柏原先生)
- 外科医
- 消化器外科医の立場で回答します。 私も同様な手術を多数行って来ました外科医ですが、私の経験上、相談者のご質問は信じられないくらいです。胃がん治療に当たっては、治療法の説明において、患者さんを含めたご家族に対する解りやすいガイドラインを記載した冊子があります。また、患者さんが指定した方だけに手術の結果など医療情報を知らせる仕組みもあります。本件では、反対にご本人以外には知らせないようにと申し出があったかもしれません。何か特別な理由があるように思いますので、何か特別な約束事があったかどうか、お父さんと話し合って下さい。その結果で、もう一度、手術経過などについてお聞きしたい事を、再度主治医へ質問されては如何でしょうか。(草野先生)
- 代表理事(総合内科専門医)
- お二人の先生方と同じです。以前は確かにありましたが、現在では治療方針に関してご本人を抜きにしてお子様だけに話すことはありません。お父様のお考えがある可能性があると思います。 現状が不明でご心配なこともわかりますが、ここはご両親を含めて主治医の先生にお話しするのがよいと思います。(田口先生)