手術療法

公開日:2011年02月25日

目次

手術療法とは

手術によって、がんが発生した部位からがんを切り取る治療法のことをいいます。
初期がんなどがんの発生が一部に限られている場合は、がんの完全な摘出を目的として手術が行われます。がんが複数の部位に転移している場合や、患者さんの年齢や体力などの問題で完全な摘出がむずかしい場合に、一部だけを切り取る場合もあります。
『手術療法』は、がんを直接取り除くことができるため、今でもがん治療の中核的な治療法となっています。

留意点

手術療法を受ける前に、担当の医師に手術後の「副作用」や「生活の質の低下」などについてきちんと説明を受けておくようにしましょう。また、セカンドオピニオンを利用し、客観性を持って慎重に手術療法の内容を決定することも大切です。プライベートがんバンクでは、手術により採取した自分の腫瘍を保存することができます。

セカンドオピニオンがん

がんの治療を受けるにあたって、主治医以外の医師に意見を求めることをいいます。
複数の医師の意見を聞くことで、客観的で適切な治療法を患者さんが選択していくべきという考え方に沿ったものです。

プライベートがんバンク

患者さんのがん細胞を適切に保管するサービスのことをいいます。これまでがん細胞は手術で切除した後廃棄されていました。けれども、がん組織を保存しておくと、樹状細胞療法などのがん免疫療法の材料として利用することができ、治療の選択肢が広がります。

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治療の組み合わせ

『手術療法』は、がんをすべて切り取り完治させることを目的として行われます。けれどもがんは目に見えないため、完治を目指して『手術療法』を行っても、その後再発するケースも考えられます。『手術療法』は、がんが再発しないことを保証できるものではありません。
『手術療法』のみでは限界があり、『化学(抗がん剤)療法』や、『放射線療法』、近年では『がん免疫療法』といった他の治療法と組み合わせて完治を目指す手法が主流となっています。

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