食道がん「声帯にガンが細胞レベルで残っていて、抗がん剤治療等しない理由はどの様な場合があるか。」

公開日:2015年02月27日
プロフィール
64 歳 男性 食道がん
相談内容
父の事です。去年食道ガンと診断され、大きさは6センチ位。ステージは3~4。リンパ転移ありでした。 すぐに手術不可で、抗がん剤治療後に手術でした。 ガンは声帯まであり、今後の生活を考え声帯は残し、リンパ(10箇所転移)は摘出しました。 11月に手術し、今月末に検査した所目に見えるガンはなく、抗がん剤や放射線治療はせず、月一回経過観察との事です。 この場合目に見えず転移は既にしてる可能性がかなり高いのでしょうか? 声帯にガンが細胞レベルで残ってるのに抗がん剤治療等しない理由はどの様な場合があるのでしょうか? 私が主治医と話せる機会がないため見解が知りたいです!よろしくお願いします。

全身症状指標(パフォーマンスステータス0~4)
パフォーマンスステータス0・・・無症状で社会活動ができ、制限をうけることなく、発病前と同等にふるまえる。


痛みの状態(フェイススケール0~5)

フェイス2・・・軽度の痛みがあり、少し辛い。


現在の治療内容
経過観察


主治医の説明
現在目に見えるガンはない。

※患者様の相談内容はWEB問診票から一部抜粋しております。

医師からの回答

総合内科専門医
ご心配のことと思います。この場合、今後の方針に関する主治医の先生の方針とその理由が明確ではありません。やはりお時間が無いといっても、まずは主治医の先生に詳しく疑うことと、必要なら紹介状をいただいてセカンドオピニオンをもらうことが大事だと思います。これらを最優先されることをお勧めします。詳しくは医師の診察で直接ご相談ください。(田口先生)
放射線治療医
最初の病気の拡がりや手術での結果など詳しい状況がわからない中でのコメントは混乱を招くことになると思います。重要なことですから時間を調整して主治医の先生と話されることをお勧めします。詳しくは医師の診察で直接ご相談ください。(柏原先生)
外科医
外科医として回答します。頸部から声帯まで伸展した食道癌はむしろ耳鼻咽喉科の領域です。手術も通常の食道癌と異なる手術(切除した頸部食道の再建に空腸(小腸の一部)を用いたりします。その後の治療方針も通常の食道癌と異なる事もあります。特殊な領域のがんですから、やはり主治医の先生とよく相談される事だと思います。詳しくは医師の診察で直接ご相談ください。(草野先生)

※ドクターはWEB問診票に書かれた情報の範囲内で回答しており、実際の診断には直接の診察が必要です。